2010年3月末では終わらせない。世界と日本、海を隔てた二人をつなぐ最後の命綱だから。
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*ブログについて*
■みんなのおまもり■
国際電話のオペレータをしています。日本から海外の方をさがしてつなぐ<指名通話>、海外から24時間日本語で電話をつなぐ<ジャパンダイレクト>など、日本中・世界中からの電話に対応しています。

とくに、海外からの緊急時の連絡には心強いサービスで、ジャパンダイレクトの番号は『地球の歩き方』などの海外旅行ガイドにも掲載されています。

国籍・年齢・性別を問わず、世界中の人がお客様です。毎日100人近い方々とお話します。

■命綱を断たないで!■
1934年に始まった国際オペレータのサービスを、KDDIは来年2010年3月末に終了すると発表しました。

公共性の高いこのサービスですが、規制緩和により、事業をやめてしまうことさえ企業の思うままです。

だれかをおいてけぼりにするような決定を、現場で働く国際オペレータとして見過ごすことはできません。

家族のだれかが世界のどこにいようと、いつでもだれでも簡単につながることで、みんなが安心して生活でき、人生の時間を豊かにするこの気の効いたサービスの存続目指して活動しています。

■​「国際オペレータ通話を守る会」公式ホームページ
 URLは、http://www.save0051.org/
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日本のオペレータが24時間つなぐ「国際オペレータ通話」存続を
世界と日本を75年以上つないできた「国際オペレータ通話」が
このままでは来年2010年3月31日で廃止されます。
廃止撤回のための署名と活動のためのカンパを集めています。
ご協力をおねがいします。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。
「国際オペレータ通話を守る会」公式ホームページ
 http://www.save0051.org/


当ブログでは「国際オペレータ通話を守る会」の最新の活動について、ほぼ毎日報告しています。今後ともぜひご覧ください。

      「国際オペレータ通話を守る会」 副事務局長
       派遣ユニオンKDDIエボルバ支部  副委員長
       KDDI国際電話センター 国際オペレータ   丸井 美穂











(写真) 院内集会「日本からなくすな『国際オペレータ通話』」で国際オペレータ通話を実演している現役国際オペレータの木藤(きとう)さん。集会では、福島みずほ大臣はじめ国会議員も集まり「国際オペレータ通話」廃止撤回を求める決議を採択。(2009年11月5日)
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# by op2010_03 | 2010-04-01 00:01 | リンク | Trackback | Comments(0)
130 恥の感覚の違い
契約社員では珍しいと言われる労働組合を結成して3年。最近痛切に感じることは「感覚の違い」です。「恥を知れ」と先ほど、テレビの番組でもビートたけしが作文で書いていました(たけしの日本教育白書)。恥の感覚の違いに気づく事にかなりの時間がかかりました。

そもそも子会社の契約社員に社前で抗議行動をさせている、その時点で私が経営者なら恥ずかしい。「ちゃんと話をしていないのか?」「彼女たちの声を聞く人間はいなかったのか」と外から言われるだろう。かつて会社の業務の中心を担った国際交換士が、テレビのドキュメンタリー番組で、毎朝日の丸弁当を詰め、自腹で交通費を払って出社する。それを経営者は恥ずかしいと気づいてくれるとあの時私は信じていました。

入社から6年、疑問を抱きながら黙って続けました。会社の上司に訴えても変わらず、労働基準監督署へ申告してようやく未払い賃金の支払いに至り、労働組合を結成するしかありませんでした。

労働条件や待遇は良くなることはありませんでした。昨年夏には「国際オペレータ通話の終了」が発表され、「日本で唯一の国際オペレータ」の廃止をもって、私たちは片付けられようとしています。待遇改善どころか、職を失う危機。しかも、そのサービスはいざというときに海外の邦人や日本の外国人が頼りにする、公共性の極めて高い仕事です。

企業の社会的責任。海外に学校をつくることも、植林する事も、被災地の救援も大切な事ですが、国際電話をだれでも、いつでも使うことができる「国際オペレータ通話」を、独占して来た通信会社が廃止することは、企業の社会的責任さえ放棄する行為ではありませんか。

私はこんなこと恥ずかしいと思います。日本人としても、唯一独占してきた通信会社で働くものとして、現場のオペレータとして。

皆さんはどう思いますか?

このままでは来年2010年3月末で終了してしまう国際オペレータ通話の廃止について、日本人として、ぜひ一緒に考えて頂きたいと思います。

国際オペレータ通話を守る会 公式ホームページ
http://www.save0051.org


# by op2010_03 | 2009-11-22 23:59 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
131 森を守る人
森を守る人、というと、林業に関わる人・猟師・樹木医・木を植える男(絵本)などなどが思い浮かびますが、「海猿」みたいな屈強な男性たちもいるのです。

■出動 空飛ぶ消防士~シベリア火災に挑む~
(NHK ワンダー×ワンダー)
http://www.nhk.or.jp/wonder/program/21/index.html

広大なロシアの国土に広がる、日本列島20個がすっぽりと収まってしまうような大森林「タイガ」では、今年に入って23000件の火災が起きています。特に夏、雨の降らない雷による火災が頻発します。雨がすべて蒸発してしまうほどの乾燥により、森林火災はあっという間に広がり、あるときは四国と同じ広さが消失、という事態に容易に陥ります。

そのような大きな被害を食い止めようと、ロシアには航空森林消防隊があり、そのなかの精鋭部隊「パラシューティスタ」と呼ばれる人たちは5人。火災のそばまでヘリコプターで向かい、数日間分の缶詰の食料と最低限の道具を携え、パラシュートで降下して火災の拡大を食い止めます。

このような広大な森林で大火災を食い止める事は、地球温暖化の抑制にも大きく貢献しています。落葉後に葉が土に還る前に冬を迎えてしまうタイガでは、地中に落ち葉の層があり、地下で火災が拡大することもあります。徹底的に地面を掘り返し、すべての火種を消し去る気の遠くなるような作業は、人海戦術で望みます。番組では、9日間にわたる消火作業が行われていました。恵みの雨により結果的に作業は短縮されました。

その仕事は思いのほか少ない月収で、スタジオでは司会やゲストからもため息が漏れました。「家族にはいつも心配をかけているよ。」とニコライ隊長は言っていました。

「この仕事に誇りがある。私が辞めてしまったら、いったい誰がやるのか。」

ソ連崩壊後のロシアの働く人の環境は必ずしも恵まれたものではありません。それでも、森を守るため、地球を守るため、誇りをもって働く人々がいることでロシアも世界も支えられています。

そんなロシアにも、私たちと同じような国際オペレータはたくさん居ます。首都モスクワはもちろん、複数の国際電話センターがあり、24時間、日本の私たちや世界中からの番号調べや接続援助・言語援助要請に応じています。私たちも、ロシアや世界中からの番号調べや接続援助・言語援助要請に応じています。

それなのに、日本の国際オペレータ通話は来年2010年3月末で終了、私たち日本の国際オペレータはもう、この公共サービスを日本と世界に提供できなくなります。理由は、現在日本で唯一の国際オペレータ通話を提供しているKDDIが終わると決めたからです。規制緩和され現在は届出のみで業務終了できるため、日本の総務省もこれを止める事ができません。前政権時に外務省は、国際オペレータの必要はないという見解を示しました。

私たち国際オペレータは、この仕事に誇りを持ち、76年間日本と世界を結んできました。これからも「人の手でつなぐ」国際電話は、緊急連絡や安否確認を含め、いざというとき、どうしたらいいかわからないときに必ずつながる事ができる命綱として存続が必要と考え、廃止撤回のための活動を続けています。

国際オペレータ通話を守る会 公式ホームページ
http://www.save0051.org


# by op2010_03 | 2009-11-21 23:59 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
132 職場は、未来は、だれのもの?
「昨年10月20日、品川駅前にある京品ホテルが廃業に追い込まれ、従業員が全員解雇されてしまいました。」(11.20デモのチラシより)

その解雇から一年が経過しました。地域からも、遠方から来て利用した人たちからも、愛されてやまない老舗ホテルは、今なお営業再開が待たれています。

社長の放漫経営とマネーゲームのツケを、ホテルで生き生きと能力を発揮して人々をもてなしてきた勤勉な現場の労働者が、その活躍の舞台と生活の糧を奪われることで支払っています。

プロフェッショナルの彼らは、お客様にとって憩いの空間であるホテルの存続、再開をあきらめません。品川駅前のあの場所、あのホテルにしか出来ないおもてなしがあるのです。

利用者・支援者もあきらめません。全国から何万という署名が集まっています。

今日はそんな京品ホテル闘争を続ける人々によるデモ行進に参加しました。東京タワーのお膝元から官庁街を抜け、日比谷公園に至る道のりでした。

いつもいつも私たち国際オペレータ通話を守る会の街頭宣伝活動や抗議行動、労働委員会の審問など必ず駆け付けて下さる、東京ユニオン京品ホテル支部の皆さんは、いつも私たちの味方です。

人間には本来、英知が授かっています。それはとてもかんたんで、「与え合うこと」です。奪うことのない関係を築くことはそんなに難しいことではありません。

けれども「会社の利益追求」を傘に着て私利私欲にはしり、とにかく欲に目が眩んでいる亡者たちは、他者を思いやることなく奪うばかり。信頼できる人間関係を築けずに心を硬くしてしまいます。

与え合うことの豊かさを享受している私たちは、闘いながらも、すでにかけがえのない宝物を手にしています。だからこそ、日本が「国際オペレータ通話」という、世界とつながり続けるためのお守りをなくさないための活動に励むことが出来るのです。

みんなの明るく豊かな未来を、一緒につかみましょう。

国際オペレータ通話を守る会 公式ホームページ
http://www.save0051.org/


# by op2010_03 | 2009-11-20 23:59 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
<就職内定率>来春の大卒者 62.5%で就職氷河期並
Excite エキサイト : 社会ニュース

1976年生まれで現在33歳の私の妹は、前の就職氷河期を越えました。まじめ、誠実、勤勉。そういう彼女でさえ、職に就くまでの数年は壮絶なものでした。

就職氷河期に定職に新卒で採用されず、現在も職に就けない人が多数いて、日本の社会に大きなひずみをつくり、経済を悪化させているのではありませんか。

たくさんの可能性を秘めた若い人たちの未来を、年長の大人たちが奪うことをもう繰り返さないでください。みんなで真剣に考えなくてはいけません。私は私のやり方で、現在懸命に取り組んでいます。

# by op2010_03 | 2009-11-19 13:06 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
133 世界でいちばん美しい物語
マヤの暦が話題になっているようですが、日本書記とか、世界のさまざまな文化遺産や宗教の聖典を見ても分かるように、いつの時代も人類は、自分たちの宇宙や世界の始まりと終わりの物語に思いを馳せて来たのは間違いないようです。

私自身も子供の頃からそのことにとても興味があります。私が生まれた頃の日本は公害問題がひどく、私を身ごもった母は「こんな世の中で生きて行くなんて、子供がかわいそう」と思っていたそうです。母の最終学歴は高校の普通科ですが、四日市市で育ち、幼少時は自分も病弱、弟の一人がぜんそくを克服する姿をみてきた母は、私が生まれる前から「環境にやさしい」「人に優しい」を意識する、自然破壊に敏感な人でした。母に迷いはあったようですが、私はとりあえず産んでもらえて万歳、です。「エコ」「地球に優しい」がキャッチフレーズになる今日まで私の37年の人生は、壊れて行く自然に人々が気づくためにたっぷり割かれてしまいました。

海洋生物学につながる道をしばらく進んで来たわけですが、みんながちゃんと気づいてくれるまでの時間は不安この上ない者でした。ニホンオオカミとか、最近ではトキが日本では絶滅たのですが、そんな大きな哺乳類や鳥だけでなく、毎年何万種もの生物が絶滅しています。そして今日、ようやく人々は環境保護、自然保護に気づいてくれました。

すると、残る問題は人間のことです。環境破壊のつぎの問題は貧困です。私の最後の心配事です。美しい地球がのこるとして、その住人たちは、仲良く暮らそうという気持ちに乏しい。発展途上国とか、地方とか、派遣労働者とか、だれかの我慢の上に、一握りの人間たちの偽りの繁栄があります。私が大学にすすんだとたんはじけたバブル。もうはじけて久しいのに、エコに目覚め始めたとはいえ、まだまだ人の意識はバブルボケしています。このままでは人類は破綻しかねません。まずは日本から。

私が時代にとくに不安を感じたときに出会ったのが、私たちの宇宙と世界について語る、「世界でいちばん美しい物語」です。現代の「始まりと終わりについて」の聖典のひとつと私は考えます。この本では、聖人でなく科学者たちが語っています。

私たちの住む地球や宇宙はどのように誕生し、地球上の生命や人類はどのように登場したのか。古くからのこの問いに、宇宙物理学者・分子生物学者・古生物学者が最新の研究結果をもとに答える。「私たちは何者なのか、どこから来てどこへ行こうとしているのか」について基本的な見取り図を提示する。わかりやすく、楽しい科学読本。フランスのベストセラー。(出版社HPより)

第1幕 宇宙(カオス/宇宙の形成/地球)
第2幕 生命(原始のスープ/生命の形成/種の爆発)
第3幕 人類(アフリカのゆりかご/人類の形成/征服の道)

■世界でいちばん美しい物語(筑摩書房)
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480421760/

地球と言う惑星の偶然の重なりが、生命の誕生~人類の誕生と繁栄につながっている、という言い方がよくされますが、この本では「偶然ではない」ということが語られています。昔から人はそれを「誰かの意志」だと考え、その誰かに「神」と名付けて来たのでしょう。科学者たちは、自然法則そのものがこの道をつくっているというと考えです。ただ、それを一言で万人に実感させるのに「神」という言葉はとても便利です。神様はいて、それは、自然法則、と言ってもいいかもしれません。

自然法則のレールに乗って、地球に生命が誕生し、多種多様な生き物たちとともに青空の下、海に囲まれながら人間は暮らしています。そしてここからです。人類が自滅の道を歩むのか、あらゆるものと共存する豊かな未来を築くのか。

現在生きている人間は一人残らず、おなじ種の生物です。連日ニュースで報じられる戦争も事件も、同じ種同士での殺し合いと諍いです。被雇用者である私と雇用者が起こしている、労働者の待遇改善を求め、「国際オペレータ通話」という公共サービスの現場・私の職場を廃止撤回させる闘い、といった摩擦も、同種生物どうしの問題です。なわばり争いをする犬や猿と大差ありません。大量殺戮をしないだけ、ほかの動物はまし、とはよく言われる事です。

経済と魂の貧困問題は、もはや日本でも切実です。早くみんなが気づいてほしい。私が子供を産める機能を維持できているあいだに‥

環境問題が心配でたまらないけれどとにかく海洋生物学に打ち込んだあの頃みたいに、今は貧困問題が心配でたまらないけれどとにかく、「国際オペレータ通話」で世界の国際オペレータと協力しながら世界と日本のあいだの電話を「人の手」で毎日つなぎ、ユニオンの活動に励んでいます。

よい聖典がみつからないので、みなさまのご意見・ご賛同がなによりの励みです。

国際オペレータ通話を守る会ホームページ
 http://www.save0051.org/



# by op2010_03 | 2009-11-19 12:58 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
134 書に解放される
仕事の後は新宿NSビルへ走り込み、2時間ほど過ぎてから、やりきれない気持ちを抱えて帰宅。ところが、たまたまつけたテレビで、すごいものを目撃しました。「ザ・ベストハウス123」で取り上げられていた、すばらしい作品の数々!パソコンでご覧の方は、しばしこれをご覧ください。

■ダウン症の女流書家「金澤翔子の書の世界」
http://noritake777.jp/kanazawa/shouko-index.html

私は「飛天」がすきです。なお、番組直後の今、公式ホームページとおぼしき別のサイトは込み合っていてアクセスできません。

私も9つのときから、幼なじみのお母さん(この人だけは出会いから今もなお「先生」としか呼べません)に書道をならっていました。男の子たちはそれこそ、蝉の声が聞こえれば書道バッグを放り出して蝉取りにいそしむ、というような頃も、私は週1回の書道の時間は夢中でした。翔子さんを見ていて、あのころの気持ちをちょっと思い出しました。

書道をやめる中学卒業のとき先生がくださった書道史の本には、中国や日本のさまざまな書が出て来ますが、翔子さんの書はそのどれよりも、見る人の心を解放するように思いました。力強いのに軽い。たとえば風船がパンっ!と乾いた音を立てて割れたときの、閉じ込められた空気が解放される瞬間がそのまま字になっているような感じです。そして私のフラストレーションも、一瞬で解放されてしまったのでした。彼女の書いた字をテレビで見たというだけなのに。

今日の自分は、誰かに何かを期待しすぎていたのかもしれない、と思い直しました。

「話せば分かる」というものではない場面があります。そうできない関係もあります。青春時代を戦争に奪われたと言う世代の祖母、団塊の世代の親、団塊ジュニアの友達と関わって生きた来たので、通常周囲とは一定の範囲で共通の感覚があり、それを前提にかなり「話せば分かる」そして「話さなくても分かる」関係が思いのほか広がっていました。年長者を敬うこと。弱い人を助けること。それが人間として当たり前という前提で行動し協力することが、ほんとうに当たり前でした。

でもちがうんです、今の世の中。

電車やエレベーターをおりる前に乗り込んでくる人。会社やデパートで重たいドアを開けると、つぎつぎと人が通り抜けて行きます。もしもし、私はエレベーターガールでもドアガールでもなくおなじ利用者なんですが。あまりに不快な事が連続したため、ある人たちに、嫌がらせをされているのだと思い込んでいたのですが、それはきっと加害者たちにとっては嫌がらせではなくふつうの事なんですね。嫌がらせと愛の違いの線引きが「まるきり」ちがう人間が、世の中に混在しているのですね。

そんなふうに考えが変わって考えてみる、今の私の最大の課題。「国際オペレータ通話の廃止撤回」のこと。

国際オペレータ通話について、「もういらない」とか「どうでもいい」という考えと、「無くして良いわけないだろう!」という考えがあります。国が76年ほどまえに始め、現在も利用されている公共サービスです。どちらが正しいかなんてありません。今後みんながどうしたいか、みんなのためにどうしたら良いか考えなくてはいけません。新政権による事業仕分けと似ているかもしれません。

ちなみに、私は「無くして良いわけないだろう!」「なくすな」派です。毎日国際オペレータ通話をつないでいる現場の国際オペレータの1人として、交通費も賞与もない破格の安さで労働力を提供した上、労働環境の向上と公共サービスの廃止撤回を訴えるという、見方によっては人生の時間の一部を棒に振るような真似をしながら、声を上げ続けています。

良識ある方々の一つでも多いご意見をお待ちしています。

国際オペレータ通話を守る会ホームページ
 http://www.save0051.org/
# by op2010_03 | 2009-11-18 22:37 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
135 ヒデヨシのはんたい
私はいつも番組表を見ずにテレビをみています。だから、観たいのに日曜日の「JIN 仁」を2回見逃す失敗もします。録画しておいても観る暇がない「美の壷」とか。タイトルをおさえていない番組も多々。そのためYahooプロフの「好きなもの」に番組を書く事ができません。

そんな私が本日釘付けになったのは12ちゃんねる。「おおお!‥っつーことは、現代の大企業はみんな『ヒデヨシのはんたい』をやってんねんなー」と叫びながら。

番組途中から観ました。『首都高速道路は徳川家康のおかげ!/あの国民的人気スポーツは織田信長のおかげ!/あの癒しスポットは豊臣秀吉のおかげ!/技術大国日本は江戸』など。

■昔の人はスゴかった!!歴史おかげですグランプリ(テレビ東京)
http://www.tv-tokyo.co.jp/kayou-e/

1964年に東京で開かれた第18回夏季オリンピックは、徳川家康のおかげだったのです。首都高速のほとんどを、江戸城の外堀を利用して作ったため、土地にかかる費用、周辺住民の日照権などを侵さずに、本来なら500年、当時のお金で1兆円かかる首都高速建設はたったの5年、700億円で、オリンピック開催9日前に完成したのだそうです。当時の建設省がそうしようと決めたそう。江戸城に巨大な堀を作らせた家康、その命に従い競い合って堀を完成させた全国の大名と、東京オリンピック招致・計画をした人々に感謝です。

豊臣秀吉は「有馬温泉・草津温泉・箱根温泉」の発展に貢献した地域おこしの天才でもありました。

阪神淡路大震災の再建時に発見された有馬温泉の秀吉の別荘。草津温泉は家康にすすめたそう。箱根は、長期戦になった小田原城攻めの際、多数出た一般兵士の負傷者の湯治のために、当時はセレブしか使っていなかった温泉を解放したことで一躍有名になりました。戦のあと、全国の故郷にもどった兵士たちが「箱根の温泉はすばらしい!太閤殿下はすばらしい!」と伝えたわけです。

そこで三段飛びする私の頭は「今は秀吉の反対をやっている!!」と叫びをあげました。

「地方から、仕事のある大都市に来ました。郊外の狭い部屋を借り、交通費なしで定期券は自腹で、ようやく就いた、苦情も自分で最後までうけるしかないコールセンターの仕事です。契約は3ヶ月。あ、もうすぐこのセンターは閉じるそうです。ちぇ、せっかく○○のケータイ買って2年解約できないのに。仕事がないから実家に帰ろう。不具合あるし、個人情報もらされるし(それで苦情を受けて謝らされるし)、もう○○使いたくない。ちなみにセンターは閉じた後、はたらく人の賃金が安い地方(または海外)に移すから、そっちでも同じ番号にかかってきた電話を受けているそうです。」

ここまではよくある話。その上、長く働きたいならと不適切な関係を強いられ、最後は解雇されたりしたら、兵士どころか、もう、奴隷以下ではないでしょうか。こういう働き方もある非正規労働者は今や、働く人の3人に1人。大企業の実に29.9%でセクハラに関する苦情が寄せられるそうです(平成20年 派遣労働者実態調査結果/厚生省)。泣き寝入りせざるを得ないケースが相当数あることを考えると、多くの大企業で「派遣女性へのセクハラ」が横行していると言える、かもしれません。

ちなみに、番組についてかなりかいつまんで書くと、織田信長が整備したのが相撲、からくり人形の田中久重が東芝のもとといくつもの会社の創始者を育てたと紹介されていました。なつかしい東芝。

現代、ヒデヨシと同じやり方なら成功するとは限らないのかもしれませんが、ことごとく反対のやり方。「昔の人はすごかった」というこの番組のものすごいironyにしびれました。

気持ちよく働かせることはおろか、ふつうに暮らす事さえままならず、法令遵守もどこへやら。何回も労働基準法違反を申告させられるというのはどういうことでしょう?そのうえ、私は仕事を奪われます。

2010年3月31日、このままでは日本の国際オペーレータ通話は終了します。国際オペレータ通話は日本人のためだけにあるのではありません。世界との協力の為にあります。1つの企業の(名目上)利益追求のためになくせて、それを国も許す、そんな規制緩和って誰を守る為にあるのでしょう?何を豊かにするのでしょう?「あの頃日本は変だった。」過去形でそういえる未来が早く欲しいから、私たち日本人は政権交代させたのですよね。

「そう思う」「そうかも知れない」「いや、ちがう」どのご意見の方も、まずはこちらをご覧ください。どんどん友達や家族にもお伝えください。一人でも多くの方の閲覧を、国際オペレータ通話を守る会一同、心より希望しております。

国際オペレータ通話を守る会ホームページ
 http://www.save0051.org/
# by op2010_03 | 2009-11-17 22:04 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
136 80円切手でできるボランティア活動
本日は国際オペレータ通話を守る会の会議が行われました。

「国際オペレータ通話を守る会」では、定期的に会議を開いています。

遠くから電車を乗り継ぎ、わざわざ足を運んでくださる方もあり、すべてが完全なる「人々の善意」のみで成り立っています。この時代、奇跡のような事です。

国際オペレータ通話を守る会ホームページ
 http://www.save0051.org/


おかげさまで国際オペレータ通話廃止撤回を求める署名の数も、すでに千の単位に上っています。ここ1ヶ月の伸びは先月の約10倍近く。この署名集めもまた、みなさまの善意です。ご協力ありがとうございます。

上記のサイトをご覧頂くと、署名用紙をダウンロードできます。お手数ですがそれを印刷して頂き、1枚にお一人様でも結構です、また、どなたか一人でも多くお声がけ頂き、連名でも結構です。ご署名頂き、国際オペレータ通話を守る会事務局に送ってください。プリント代・コピー代と80円切手でできるボランティア活動です。未来への投資です。

いつか海外に行く人、いつか海外に行く人の家族、仕事で海外と関わる人、すべての人にとって、国際オペレータ通話はいざというときの頼もしい命綱であり、停電のときに止まってしまう光ファイバーやIP回線、圏外もすくなくない携帯電話のバックアップでもあります。国際電報さえ存続しているのに、なぜ国際オペレータ通話をG8諸国で初めて日本が終了する必要があるのでしょう?

だれもがいつでも、いつまでも、海外とつながることができる未来のため、すべての母が我が子を安心して世界に送り出せる日本であり続けるため、みなさまのご理解とご支援をお願いいたします。
# by op2010_03 | 2009-11-16 23:59 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
137 韓国の観光地で起きた火災
NHK大河ドラマ「天地人」第46回「大阪城炎上」の最後のほうで千姫が徳川家康に「おじいさまを一生許さない」と叫んでいました。

「家康は城を明け渡すよう豊臣に要求するが、淀(深田恭子)はこれを拒否、「大坂夏の陣」となる。徳川の攻撃により、ついに大坂城は落城。千姫の命も絶たれたと思われたとき、兼続とともに千姫が現れる。淀や秀頼、幸村が助けたのだ。」(NHKの公式サイト http://www9.nhk.or.jp/taiga/story/index.html

すぐ後のニュースは最初に、海外で起きた悲しい事件の続報を告げていました。

韓国釜山で、10人が死亡、6人がけがをする火災が起きました。死亡者の身元は確認中、日本人3人が治療を受けており、同じツアーに参加していた日本人8名が行方不明になっているというのが現在の最新情報です(NHK総合 午後8:45のニュース)

参考■射撃場火災、釜山着の日本人家族ら病院へ急ぐ(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091115-OYT1T00550.htm

昨晩のニュースでは、この火災に遭遇した日本人11人のうち9人が長崎県の同級生の旅行とのことでした。年齢は私と同じ、おそらく私とも同級です。私もよく中学時代の友人たちと会ったり国内旅行をします。長崎の彼らの地元から韓国釜山は海は隔てていても、そう遠くない場所で、楽しい週末の旅行となるはずだったでしょう。今回火災に巻き込まれた方々のご家族や友人たちの心中を思うと、たまりません。犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

私の仕事である国際オペレータは、海外の人と日本を人を、オペレータという「人がつなぐ」サービスです。現地の国際オペレータと英語でやり取りをしながら海外の滞在中のホテル内でご家族を探したり、海外からのコレクトコール(着信払いの通話)を日本のご家族につないだりします。

起きてしまった事件・事故そのものを私たちは如何ともできません。お医者さまのように治療したり命を救ったり、また保険会社のように保障したり、銀行のように送金の仲立ちをしたりもできません。けれど、海を隔てた家族や、問題解決に導くあらゆる専門家・公的機関・企業・個人など誰にでも電話をつなぐことができます。番号が分からなければ、世界中や日本の番号案内にその場で問合せてつなぎます。

この国際オペレータ通話(海外からはジャパンダイレクト)は、来年2010年3月末で終了します。日本の国際オペレータがいなくなります。

もしも行方不明の同級生の一人でも、二人でも、全員でも、命からがら逃げ出していて、あるいは別の場所にいて、手元に財布やクレジットカードがなかったとしても、彼らが韓国のオペレータを呼び「日本」とか「ジャパン」とか言えたなら、韓国のオペレータはジャパンダイレクトの番号を教えてくれるか、そのまま私たち、今では日本で唯一となったKDDIの国際オペレータを呼んで「日本にかけたいようです。支援をお願いします」と言ってくるでしょう。僕は無事だと、数分以内で日本の家族にコレクトコールで告げる事もできるでしょう。親切な韓国人は、オペレータでなくても、ジャパンダイレクトに電話をかけるよう助けてくれるかもしれません。日本のご家族から、滞在先に「息子はここに居ますか?」という電話は国際オペレータが「指名通話」という方法でお手伝いします。

このような公共サービスが、来年春、規制緩和によりKDDIの一存で終了します。このような公共サービスをなくすという重大決定は、総務省の許認可などでなく紙切れ一枚の届出で可能なのです。

私はこの非情な「国際オペレータ通話終了」を許せません。

なんども出かけた同級生との旅行から無事に帰る事が出来た(それは当たり前とは今は言わないでください)この命を活かし、国際オペレータ通話の廃止撤回を求めて活動しています。与党も含め、複数の国会議員の賛同も得はじめています。あとは「いつか国際オペレータ通話を必要とするかもしれない」「必要と考える」みなさま一人一人のご理解とご支援により、みんなで国際オペレータ通話という、海外旅行のお守りを存続させましょう。

国際オペレータ通話を守る会ホームページ
 http://www.save0051.org/


# by op2010_03 | 2009-11-15 21:23 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
138 日本はまるで地雷原じゃないかと
ずいぶん前に受け取って、捨てられない資料があります。写真はその一部です。ずいぶんいろんな形のものがあるものだと思います。どれだけのお金をかけて発明され、どれだけの労力をかけて作られたのでしょう。

「世界中に埋設されている対人地雷は6000万個とも7000万個ともいわれています。 そして、戦火が過ぎ去った後も大地に潜み続けている地雷が、今この時も、一般市民の肉体、生命を22分に1人の割合で奪い続けているのです。」(地雷ゼロキャンペーン http://www.tbs.co.jp/zero2/

核兵器は1つで都市を壊滅させ、何万という人の命を一瞬で奪います。なんで核兵器だけでなく、人間は地雷なんか作ったんだろうと学生時代にぼやいたときに、友達がこんなことを言いました。「地雷なら死なせないで、大きなケガを負わせる事が出来る。」どういうことか更に聞くと、「大けがをした人間をたくさん抱える方が、大勢を殺すよりも国に負担がかかる。結果、より大きなダメージを与える、とも言える」との事でした。

すると今の日本は、まるで地雷原ではありませんか。

合法であっても不当に低い待遇で働き続ける「ワーキングプア」と呼ばれる人、リストラで解雇される人、横行するパワハラ・セクハラ・いじめにより仕事が続けられなくなる人。みんな生きたまま心に大けがをし、働くことだけでなく、生き続けることもままならなくなる。生活が立ち行かず、行政に助けてと言っても、窓口で拒否をされるとか。

過度の規制緩和により、労働力を「安く」「安易に」集めては「切る」ことができるようになり、経営者のなかには経営努力を怠る者も出て来ているのではありませんか。更に、そんな緩い法律さえも守らない企業があるのではありませんか。行政にかかわる人々も、自分の暮らしさえ安泰なら、国民や市民から集めた血税も考えずに使いたい放題をしてきたことが連日のニュースでも明らかになってきています。

仕組みや、ルールとその運用の問題だけではありません。私が今の日本を地雷原に例えるのは、弱い立場にある人々にさえ「固定観念」「意識」のなかに、正しくない在り方が深く埋まっているように思うからです。

地雷を踏む為に生まれてくる人はいません。地雷を作るために生まれてくる人もいません。けれど、今の日本では、例えれば「私は地雷を踏むために生まれたのではない!」と言える人も、「私は地雷を作ることにかかわりたくない」と言える人もとても少ないように思います。

兵器としての地雷が多数埋まっている国とも国際電話をつなぐ、国際オペレータ通話は来年終了します。国際オペレータ通話を直接提供している国際オペレータのうちの約20名は、だまって(例えとしての)地雷を踏む代わりに「私たちは踏まない!その地雷を撤去しなさい!」と、地雷を埋めて待っている人に強く抗議しています。

ユニオンを組織し、直接雇用関係にないという、親会社に団体交渉を申し入れていますが、国際オペレータ通話終了以外の、セクシャルハラスメント問題のみでしか団体交渉に応じてもらえていません。

国際オペレータは公共サービスを直接提供しているにも関わらず、過度の規制緩和により低待遇で働いている上、その過度の規制緩和により仕事そのものを失います。同時に、日本国民はすべての国と日本語でつながる権利を奪われます。世界はの国際電話による日本とのつながりの一部を失います。

今の日本は正しい事をした人が損をするような国かもしれません。けれど、ただ手をこまねいていてやがて未来を奪われるくらいなら、たとえイバラの道であったとしても、一ミリでも何かを変える事ができるなら、声を上げ続けたいと私は思います。気持ちを同じくしてくださる方は是非「国際オペレータ通話を守る会」へのご協力をおねがいします。

「国際オペレータ通話を守る会」公式ホームページ
 http://www.save0051.org/
# by op2010_03 | 2009-11-14 19:37 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
139 10000アクセス!
国際オペレータ通話の廃止撤回を求めるblog、「これからも、海を越えてつながろう」は、開設から8ヶ月と8日で一万アクセスを迎えました。

国際オペレータ通話やジャパンダイレクト、現地オペレータ経由の援助依頼も含めると、日本中、世界中、海や極地・砂漠・の真ん中からでも全ての人が呼ぶ事ができる祖国への命綱、24時間対応の日本の国際オペレータのサービスが、このままでは来年2010年3月31日で廃止されます。

世界日本の人口は約1億3000万人、世界人口が60億人以上とすると、一万アクセスではまだまだ足りません。

・すべての日本人が日本語で世界とつながる権利を奪う、
・世界中の人が日本語がわからなくても、日本にいるすべての人とつながる権利を奪う、
・海外とのコレクトコールを煩雑にする、

国際オペレータ通話廃止を撤回させ、安心して世界と日本がつながる未来を選択しましょう。

今後ともご理解、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


追記:本日予定していた新宿西口での街頭宣伝活動「日本からなくすな!国際オペレータ通話」は、めずらしく雨天により中止となりました。今後も毎週継続します。お楽しみに!
# by op2010_03 | 2009-11-13 20:44 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
140 ガスも通信も安心・安全
本日私は大変な命拾いをしました。

ガスの3年に一度の定期点検を受けたところ、住んでいる部屋の室外給湯器は即「使用禁止レベル」とわかり、直ちに交換を手配されました。高温給湯中の一酸化炭素(CO)が「10分間吸うと倒れます」という濃度が測定されました。製造後15年以上の機器はとくに注意が必要なのだそうです。ガス会社と個人のつながりは普段、ガスの利用量とその料金にか関わることだけです。定期的にガス会社が点検にまわって初めてわかる問題があるのですね。

それで思ったのです。ガス(とくに都市ガス)と情報って似ていると。

水や電気よりも、ガスは情報に似ています。私の言う情報は、個人がやり取りをする通信で交わされる情報です。情報もまた漏れると大変だし、受け取り方によって心が熱くなったりするし、誤れば不完全燃のガスのように「有毒」であるという意味においてです。

ガスを好きな時に使うように、人は好きな時に通信で情報を交わします。情報のやり取りである通信を提供する会社と個人のつながりは普段、通信の利用量とその料金に関わる事だけです。でも、使えないときはどうするの?ガス会社ならカスタマーサービスなどを通しても連絡すれば、場合によって昼夜問わず飛んで来てくれるかもしれません。

通信会社はどうしているかといえば、カスタマーサービスの「電話対応」が基本です。通信会社の人が点検のために家に来る事はありません。

本日訪問して点検してくださったガス会社の方は、安全のための正確な調査、速やかな対応はもちろん、利用者や部屋の貸し主の個人情報への配慮もすべて徹底されていました。ガス会社のカスタマーサービスはこれまで移転のときに何度もお世話になりましたが、(一部通信会社よりも)とても感じの良いものでした。わたしは国際電話のオペレータとして日本や世界の100人ほどの方と毎日話をしますが、自分がお客様になる経験は、ふだんの仕事に活かされます。

ガスは便利に使える事に加え「安心・安全」が要求され、それを提供する会社の全員が実践されています。私のかかわる通信の仕事は、お客様のたいせつな「情報」がお客様の思い通りに伝わるようお手伝いすることです。通信はただ使える事(つながること)だけでよいのでしょうか。

わたしはちがうとおもいます。

日本の政府が作った「国際電信電話」の業務を引き継いだKDDIは、生身の人間があいだに入って確実に話したい相手を探し出してつなぐ「指名通話」、受ける人に料金を払って頂けるか確認してつなぐ「コレクトコール」、海外での緊急時に日本のオペレータが24時間、日本のどこへでも電話をつなぐ「ジャパンダイレクト」などを含む「国際オペレータ通話」を終了すると発表しています。

76年世界と日本をつないできた命綱です。今これをなくすことには問題があります。

なぜなくすのか。理由としてKDDIは「利用者がすくない」「日本人に外国語への抵抗がなくなった」と言っています。すべての国際電話を人がつないでいた頃と比べ、自分でダイヤルすればつながる国際電話や電子メールという技術革新で利用者が減るのは当然です。世界には何千という言語があるのに、外国語に抵抗があるからオペレータを使っていたわけではありません。オペレータが支えて来た通信の「安心・安全」について、KDDIの発想は欠落しています。

(↓現場を知らない・みてもわからないことによる勘違いとして私が注目するニュース。
  ■若者の車離れ「自動車ゲーム」が原因 「トヨタ自動車幹部」発言に異論続々
  http://www.j-cast.com/2009/10/22052322.html

 バーチャルとリアル、無人と有人の価値の違いを理解していないのは、
 若者ではなく、想像力の足りない大人たちなんだと思います。)


ガスを最終的に利用するのは人間、だから時々、正しく安全に利用されているか、人間が点検します。情報・通信も最終的に利用するのは人間、だからつながらないとき、ちゃんとつながるように人間が点検したりつないだりするのです。

国際通信の安心・安全と、世界中どこにいても日本とつながる未来を維持しなくちゃ!
国際オペレータ通話廃止に疑問を感じたならば、是非こちらもご覧ください。

「国際オペレータ通話を守る会」公式ホームページ
 URLは、http://www.save0051.org/
# by op2010_03 | 2009-11-12 11:41 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
141 たいくつな夜7時のニュース
幸福な未来をつかむには、努力のほかに、明確なビジョンを持つことが近道なのだそうです。「子供たちにぴかぴかの未来をわたす」というのが、姪が誕生してからの私の夢ですが、これだけでは漠然としていますね。

近頃のニュースと言ったら、スポーツや芸術、科学の大快挙がたくさんあるのに、痛ましいことばかりです。ごく身近にも、生きるのもままならぬほど苦しんでいる仲間もいます。すこし元気な人は、みんな自分に降り懸かる火の粉を払うのに必死。ちなみに私はバリバリ元気です!貧乏だけど。

それで、早朝から国際電話をつなぎにつなぎ、余力でいろいろ活動しているという次第です。目先の目標、達成したいこと、きちんとしたいこともあります。その一つが、国際オペレータ通話の存続です。自分で国際電話かけられない人はまだまだいっぱいいるし、世界を行き来していると本人の能力に関わらず、オペレータが助けなくてはいけない場面がたくさんあるのです。そんな国際オペレータ通話を守る活動も、友達と仲良くするのも、全ては明るいぴかぴかの未来のためです。

わたしの、「ぴかぴかの未来ビジョン」は「たいくつな夜7時のニュース」です。

家族だんらんで見る、夜7時のニュースは退屈なくらいでいいのです。動物の誕生とか、自然の風物詩なんかを伝え、時に誰かの快挙が報じられる、そのくらいでいいと私は思います。そうです、団塊ジュニアの私が小学生の頃(まだ昭和)みたいに、ニュースなんか半分しか聞いてなくて、晩御飯を食べながら、学校であったことやなんかを家族で話している夜7時頃。

クラスで給食費払わない子なんていなかった。払えない親も、払わない親もいなかった。晩御飯までは近所を駆け回っていた。よそで悪さしても、家の前で仁王立ちの母が待っていました。「あんた、なにしてんのん!」と言うやいなや、もう、おしりぺんぺんです。日本の財産の一つが、このような「ふつうの幼少時代」を送れることだったでしょう?

誰が壊してしまったのか、「ふつうの幼少時代」は今やこの国では望めません。いろんなもんだいが、とっちらかっています。もしかしたらもう、手遅れなのかもしれない。だのに、半分くらいかそれ以上の人は、まだこの非常事態に気づいていません。だから私は、声を上げ続けるのです。規制緩和しすぎて公共サービスの国際オペレータ通話がなくなるのはおかしいとか、不安定で人格権さえ踏みにじられる、派遣や契約社員という働き方をこのままにしちゃいけないとか。

中学生以上のみなさん。夜7時のニュースをよく見てください。今は、毎日見てください。ぜんぶあなたの未来につながっています。そして、これ以上ひどくならないように、必死で考えて行動し、そして、もうずいぶん前に大人になってしまっているのに「なにが良くて、なにが悪いのかさえわからなくなってしまっている」人たちに教えてあげてください。

後から歩く、うんと若い皆さんが歩きやすいように、うんとこさ荒れている道を今わたしたちは少しでも良くしようと毎日がんばっています。この道がいつか、たいくつな夜7時のニュースの続く日々につながっていると信じています。

*11/11 KDDIと派遣ユニオンKDDIエボルバ支部は、組合員が受けたセクシャルハラスメントについての第3回団体交渉を行いました。次回期日は近日中に決定予定です
# by op2010_03 | 2009-11-11 21:16 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
142 キュラソー・ビザ
世界230ヶ国と日本をつなぐ国際オペレータをしていますが、知らない国もあります。

今日はABC順に国名一覧を見ていました。まずCape Verdeに目が留りました。だって日本語では「カボ・ベルデ」と表記されているのです。私は「カボ・ベルデ~海は思い出の住処~」という名のついたCDを時々聞きます。セザリア・エヴォラと言う女性が歌う、哀愁たっぷりでなんとも切ない調べです。

カボ・ベルデは、かつてポルトガルの植民地として奴隷船が行き交った西アフリカの島国です。国の名前はポルトガル語で「緑の岬」という意味なのだそうです。

ほほう、と関心して、つぎに「Curacao」が目につきました。これは島の名前で、南米ベネズエラの沖にあるオランダ領アンティルの5つある島のうちの一つ。二つ目のcには本当はシッポがついて「キュラソー」と読むのですね。リキュールの名前と思ったら、島の名がオリジナル。この島のオレンジをつかったことからお酒の名前がついたのでした。おいしそう。この島、いいにおいがしそう。

でも思いのほか苦いのです。私が本日あたらしく知った言葉が表題の「キュラソー・ビザ」です。

第二次世界大戦前、ナチス・ドイツに迫害されたユダヤ人たちが出国するために用いられたのが、キュラソー島へのビザであった。当時のオランダは、ユダヤ人への偏見が比較的少なかったため、他の欧米諸国が発行していなかったユダヤ人向けビザを発行していた。 (もっとも、本国はナチス・ドイツに占領されたため、植民地であるキュラソー島向けビザを発行する、という変則的なことになった)
実際には「キュラソー島へ行くためのビザ」というのは「嘘の方便」であり、「途中経由地」であるアメリカや上海に居つくユダヤ人が多数であったのであるが、そのウソを承知の上で、当時のリトアニア、在カウナス日本国領事杉原千畝は日本国通過ビザを発行した。結果、ユダヤ人難民の数千人の命を救うことになる。この逃亡のための方便のビザは「キュラソー・ビザ」と呼ばれる。(Wikipediaより)

杉原千畝 命のビザ~運命の50日間~
http://www.chiunesugihara100.com/visa-unmei.htm


当時、ポーランドのユダヤ人は、スイスと同じように中立国と思われていたリトアニアに移住していて、そこでのリトアニア・カウナス領事館の杉原千畝の活躍はみなさんもご存知のことでしょう。

美しい島はその大きさに余る痛みを秘めています。植民地政策、奴隷制、戦争、ユダヤ人迫害。二つの小さな島国をたどるだけで、人間の悲しい歴史がよみがえって来ます。陸続きのポーランドもまた侵略の連続。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所はポーランドにあります。

(人間の愚かな歴史の中に、日本の派遣社員などの「非正規労働者」への人権侵害がいつか刻まれるかもしれません。はやく過去のものにしたいと、非正規労働者の私は思うのですが。)

国際オペレータをしていて、カボベルデとキュラソー(オランダ領アンティル)のオペレータとはまだ話した事がありません。リトアニアは以前すこし話したように記憶してます。ポーランドの国際オペレータには最近、問合せをしました。調べてもらって待っている間の保留音が、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」でした。
# by op2010_03 | 2009-11-10 17:45 | 電話をつなぐ日々 | Trackback | Comments(0)
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